遠い日に約束を
「では失礼いたします、大僧正さま」「はい。よろしく取り計らって下さい」 日ごろから世話になっている竜人の翁は、小さな体をさらに小さくなるように深くお辞儀をし、去っていく。「ごめんごめん、またせたね」 自分たちの会話が終わるのを待っていてくれ…
モンスターハンター4
風
杭を打ちつける音が、鈍くあたりに響いていく。一本一本丁寧に、決して揺らがないよう、倒れないとようにと、念入りにその先端を大地にうがつ。 そうして、畑の周りへ均等にうちこんで支柱をつくり、その間に適当な材を渡して落ちないよう荒縄でしっかりと…
モンスターハンター4
かぐわしい花
快晴の空の下、早朝から勤しんでいた畑仕事がひと段落ついた。 鍬を置き、手ぬぐいで額に浮かんだ汗をふき取りつつ、青年はにっこりと笑う。 労働で火照った身体に、天空山から吹く風が心地よく通り抜けていく。「ふう、こんなものかな」 周囲の雑草を抜…
モンスターハンター4
重く楽しいこの恋心
シナト村を我らの団が訪れたとき、夜は宴会になる。 普段は、我らの団でその腕を振るう料理人が、美味しい料理をたくさんつくってくれるし、お酒好きな団長が別の町や村で仕入れた酒を振舞ってくれるからだ。 大人も子供も一緒になって騒ぐ宴会の片隅で、…
モンスターハンター4